ただ、男性は脱毛に関する知識がほとんどないので、クリニック側の都合の良いことしか説明されないかもしれません。
そこでこの記事ではホームページには載っていないことの多い、カウンセリングで必ず聞かなければならない9つの質問をまとめました!
この記事はこんな方におすすめです!
- 脱毛クリニックのカウンセリングに行こうと思うが、何を聞かなければならないか分からないので不安な方。
- 何も知識が無いままカウンセリングに行くとカウンセラーの話を鵜呑みにするしか無いので、前もってある程度の知識を身に付けたい方。
- 医療ローンの金利手数料・支払い総額
- 初診料・再診料
- 脱毛完了までに必要な照射回数
- コース終了後の追加照射の料金
- 剃り残しがあった時のシェービング代
- 麻酔代
- 火傷や毛嚢炎になってしまった時の診察代・薬代
- キャンセル料
- 解約料と返金額
脱毛のカウンセリングで聞いておきたい質問①:医療ローンの金利手数料・支払い総額
現金やカードで一括払いをする方はこの項目は関係ありません。読み飛ばしてください。
ここでは医療ローンについて詳しく説明します。
脱毛クリニックでの支払い方法
- 現金一括
- クレジットカード一括または2回払い
- クレジットカード分割払い
- 医療ローン(月額制)
お金に余裕のある人は普通はクレジットカードの1回払いを選びます。
金利手数料がかからない上にカードのポイントがつくからです。
しかし、ほとんどの人がなるべく毎月の支払いを抑えて分割で払いたいと思うでしょう。
その時の選択肢はクレジットカードの分割払いまたは医療ローン(月額制)になります。
医療ローンとは何か?
脱毛クリニックにおける月額制とは医療ローンを利用した支払い方法のことです。
医療ローンとはローン会社からお金を借り、それをクリニックに支払い、その後ローン会社に毎月返済するもののことです。
借金なので当然金利手数料がかかります。
月額制というと脱毛が完了すれば支払いも終了すると思いがちですが、そうではありません。
支払い回数を多くした場合、脱毛が完了しても分割回数分だけ支払い続けなければなりません。
クレジットカードの分割払いと医療ローンどちらがお得か?
クレジットカードの魅力は何と言ってもその簡便さです。
カードの限度額を超えなければその場で一瞬で決済が完了します。
限度額を超えても電話一本でその支払いだけであれば対応が可能です。
医療ローンは申し込みが必要で、必要書類を提出し、ローン会社の審査に通らなければ利用することができません。
しかし、ここで注意しなければならないのは金利手数料です。
実はクレジットカードの分割払い(リボ払いでも同様)では回数が増えると金利手数料が15%を超えてきます。
とんでもない高金利です。
一方医療ローンは金利手数料は8〜9%程度で決して安い金利ではありませんが、クレジットカードよりはだいぶマシです。
全身脱毛の支払いを医療ローンで払った時の金利手数料と総支払額を計算してみた
例えば、メンズリゼで全身+VIO+顔脱毛5回コース398,000円を医療ローン60回払いで払うとします。
実質金利は8.5%です。
現金一括 | 月々の支払い | 分割回数 | 支払い総額 |
398,000円 | 8,166円 | 60回 | 489,960円 |
そう支払額が現金一括を大幅に上回るのは金利がかかるのと支払い回数が多い(支払い期間が長い)からです。
月々の支払額は確かに安いですが、金利手数料がトータルで91,960円もかかってしまいます。
5回の施術は1年ほどで終わりますが、支払いは5年間続きます。
今度は12回払いで計算してみました。
現金一括 | 月々の支払い | 分割回数 | 支払い総額 |
398,000円 | 34,714円 | 12回 | 416,568円 |
月々の支払額は結構大きいですが、金利手数料はトータルで18,568円ですみます。
しかも12回払いなので、施術の終了と同時に支払いも終了します。
医療ローンについてもっと詳しく知りたい方はこちら:見た目の安さにつられちゃダメ!医療脱毛の月額制に隠された本当の意味。
初診料・再診料
脱毛専門のクリニックでは初診料・再診料を取るところはまずありません。
美容皮膚科や美容外科の他のメニューもある、実績のあるクリニックほど初診料・再診料を取る傾向があります。
必ずカウンセリングで確認しましょう。
初診料の相場は3000円程度、再診料は1000円程度です。
脱毛完了までに必要な照射回数
脱毛までに必要な照射回数は様々な要因によって異なってきます。
- 照射部位
- 毛の太さ・密度
- レーザー脱毛機の種類
- 施術者の技術、考え方
- 施術を受ける人の痛みに対する感じ方
- 肌質、肌の状態
- どのくらいで脱毛が完了したと感じるか
照射部位
一般的にヒゲを除く全身の脱毛であれば5〜6回の照射で脱毛が完了します。
うぶ毛までツルツルにしたいのであれば8回以上の照射が必要になってきます。
ヒゲは10回で8割、15回で9割、20回以上でツルツルのイメージです。
また陰部など色素沈着の多い部位では出力を上げづらくなるため、脱毛完了までに必要な照射回数が増える可能性があります。
レーザー脱毛の仕組みについてもっと詳しく知りたい方はこちら:どうして2、3ヶ月ごとに脱毛するの?毛と毛周期、レーザー脱毛の仕組みについて徹底解説
毛の太さ・密度
ヒゲなど毛が太く密度の高い部位では必要な照射回数が増えます。
レーザー脱毛機の種類
一般的にアレキサンドライトレーザーが脱毛効果は高いとされています。
逆に蓄熱式のダイオードレーザー脱毛機は痛みは少ないものの脱毛効果はやや劣るという意見が多いです。
医療用レーザー脱毛機についてもっと詳しく知りたい方はこちら:医療用レーザー脱毛機4種を徹底解説!【医師のコメント付き】
施術者の技術、考え方
脱毛の施術の現場では施術者が患者の肌の状態を確認しながら部位ごとに細かく照射パワーを調節しながら行っていきます。
強すぎれば火傷しますし、弱すぎれば脱毛効果がなくなってしまいます。
施術者が技術が高ければギリギリを狙っていけますが、初心者の場合はやや弱めの照射で火傷のリスクを減らそうとする可能性もあります。
施術を受ける人の痛みに対する感じ方
痛みに対する感じ方は人それぞれ異なります。
痛みに弱い方に対してはパワーを上げづらくなり照射回数が増える可能性があります。
麻酔についてもっと知りたい方はこちら:【痛いのは嫌】医療脱毛で使われる麻酔=笑気麻酔・麻酔クリームについて徹底的に解説!【医師のコメント付き】
肌質、肌の状態
一般的に肌は白ければ白いほど脱毛効果が高くなります。
また、毛が黒いほど脱毛効果が上がります。
逆に日焼けした肌は火傷のリスクが高くなり、パワーを下げざるを得なくなるので照射回数は増えてきます。
特に日焼けした肌にはアレキサンドライトレーザーが使えないため、脱毛効果のやや劣る他のレーザーを選択することになり、照射回数は増えることになります。
どのくらいで脱毛が完了したと感じるか
どのくらい毛が薄くなったら脱毛が完了したと考えるかは人それぞれです。
これは価値観なのでクリニック側が決めることはできません。
この項目のまとめ
このように、照射回数は様々な要因の影響を受け「何回照射すればこうなります」と断定することがとても難しくなっています。
脱毛が完了するまでに必要な照射回数についてもっと詳しく知りたい方はこちら:医療脱毛は何回照射すればツルツル?部位別必要回数を徹底調査!
コース終了後の追加照射の料金
コースの回数内で満足のいく脱毛が完了した場合は全く問題ありません。
ですが、脱毛効果は人によってまちまちなので、中にはコースの回数では満足いかない場合が出てきます。
その時に問題になるのがコース終了後の追加照射の料金です。
特にヒゲの脱毛は回数が20回を超えることもあるため注意が必要です。
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剃り残しがあった時のシェービング代
剃り残しがあった時のシェービング代はクリニックによってまちまちです。
手の届かない背中やOラインだけ無料のところもあります。
完全に無料のところもあります。
必ず確認しておきましょう。
シェービングについてもっと詳しく知りたい方はこちら:【人には聞けない】脱毛前のシェービングはどこまでやればOK?【事前処理】
麻酔代
麻酔代はほとんどのクリニックで有料です。
麻酔には笑気麻酔、麻酔クリーム、麻酔シールがありますが、どれを用意しているかはクリニックによって異なります。
痛みに弱い人は麻酔の種類と料金を必ずチェックしておきましょう。
麻酔の料金は2,000円から3,000円程度のところが多いです。
麻酔についてもっと知りたい方はこちら:【痛いのは嫌】医療脱毛で使われる麻酔=笑気麻酔・麻酔クリームについて徹底的に解説!【医師のコメント付き】
火傷や毛嚢炎になってしまった時の診察代・薬代
レーザーを照射した肌はバリア機能が弱くなり、細菌感染を起こしやすくなります。
毛穴に細菌が繁殖して炎症を起こした状態を毛嚢炎といい、抗生剤の入ったクリームを塗ることで治療していきます。
火傷や毛嚢炎といったトラブルに対する治療費はほぼ全てのクリニックで無料です。
この項目に関してはカウンセリングでわざわざ聞く必要はありませんが、心配な方は一応聞いておきましょう。
毛嚢炎についてもっと詳しく知りたい方はこちら:脱毛後に白いブツブツが⁈毛嚢炎ができてしまった時の対処法
脱毛時のトラブルについてもっと詳しく知りたい方はこちら:最悪失明の可能性も!レーザー脱毛のトラブルとその対策徹底解説
キャンセル料
キャンセル料はクリニックによって大きく異なります。
当日キャンセルでも無料のところもあれば、当日キャンセルは1回分消化としているところもあります。
全身脱毛ともなれば一回あたり8万円を超えることもあるのでものすごく重要なポイントです。
キャンセル料については絶対に契約前に確認しておきましょう。
解約料と返金額
解約そのものができないクリニックもあります。
また、解約しても返金がないクリニックもあります。
基本的にコースを2回以上消費した後に解約しても、返金はないものと考えておいたほうが良さそうです。
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